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有名AV女優のキャリア解説

上原亜衣のAV女優のキャリア

無名の企画女優から頂点へと駆け上ったキカタン女王

ほとんどが素人役のデビュー時代

AV女優は「単体女優」と「企画女優」に分けられます。単体女優はAVメーカーの専属契約を結ぶので、基本的にはそのメーカーの作品にしか出演できません。企画女優はどのメーカーでも出演できます。
以前は単体女優が上で、企画女優が下というようなクラス分けのイメージがありましたが、現在はそうとも言えなくなっています。
企画女優の中でも人気が高い人は「企画単体女優」、通称では「キカタン」と呼ばれます。現在はむしろキカタンの方が知名度のある女優さんが多いくらいです。
そうしたキカタン人気を決定づけた一人が上原亜衣さんです。彼女には『キカタン日記』(双葉社)という著書もあるほどで、キカタンであることに誇りを持っていました。
上原亜衣さんのデビューは2011年。短大生の時に友達に紹介され、学生の週末アルバイトという気分でAV女優の仕事をはじめたといいます。
当初は素人役がほとんどで、上原亜衣という芸名はあっても、毎回別の名前で出演することの方が多かったようです。

売れる女優になるための研究

しかしその可愛らしいルックスが評判になり、上原さんは少しずつ注目を集め、キカタンと呼ばれるようになりました。最初はギャル風だったルックスも、黒髪にして清楚風にイメージチェンジすると、さらに人気は上がっていきました。特に凌辱やアナル、SMなどハードなプレイもNG無しでがんばると、清楚なルックスとのギャップのインパクトで、たちまち超人気女優となったのです。最盛期は月に25本もの撮影があったそうです。
しかし、上原亜衣さんは単にルックスや運だけで超人気女優になったわけではありません。
『キカタン日記』を読むと、「AV女優が仕事を取るためには、他の子より優れた部分がないといけない」と考えた上原さんは「潮吹き」のトレーニングを積みます。タイトルに潮吹きとついたAVを20本以上見て、どの角度で吹くとダイナミックに見えるのか、お尻の位置はどこがいいのか、などポイントをノートに書き出し、毎日家のお風呂で自己練習したそうです。
その甲斐あって、2~3ヶ月後には自由自在に潮吹きが出来るようになりました。
ちょうどその頃、AV業界では潮吹きブームが来ていたので潮吹き名人の上原さんには仕事が殺到したのです。
また苦手だった痴女プレイの淫語(いやらしい言葉)も、たくさんの痴女作品を見て、出てくる淫語をノートに書き出して勉強したそうです。

ついにキカタン女優が頂点に立った

2013年には日本最大のAV通販・配信サイトのDMM.R18(現FANZA)の年間女優ランキングで1位となり、そしてAV女優の賞レースであるDMMアワード2014では最優秀女優賞プラチナを受賞。文字通り日本のAV女優の頂点に立ったのです。
上原さん自身は単体女優に対して強いコンプレックスを持っていたということで、キカタンのままでAV女優の頂点に立ったことは大きな喜びだったと言います。
しかし、それゆえに目的を果たしてしまったことで喪失感を感じ、人気絶頂の中、2016年に引退します。
約5年間の活動で出演した作品は1000本以上。伝説と呼ぶにふさわしい「キカタンの女王」、それが上原亜衣さんなのです。
引退後は、ユーチューバーなどタレントとして活動。今年はオーナーとしてメンズビューティーサロンをオープンする予定だといいます。

上原亜衣のキャリアのまとめ

企画女優でも単体女優に負けない人気を得ることが出来ると証明した上原亜衣さん。しかしその人気は、何が自分に求められているのかを冷静に分析し、しっかりとそれを見につけたことにあります。ルックスや運だけでは頂点に立つことは出来ないのです。

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