AV女優は妊娠や病気の心配はないの?衛生面について教えて
「中出し」は人気のジャンル
「中出し」とは、エッチの時に中で発射することを差します。AV作品には「中出し」とタイトルについているなど、それを売りにしたAV作品が多いのです。
それはつまり、ゴムをつけない挿入という意味でもあります。それは「生挿入」「生ハメ」などと呼ばれます。
生ハメ中出しに魅力を感じる男性が多いということでしょう。コンドームをつけている場合でも、それを装着するシーンはカットされ、男性器自体もモザイクがかけられるため、生で挿入しているように見えることもあります。
90年代以前はモザイク修正が濃かったせいもあり、例え生ハメ中出しをしたとしても、ユーザーによくわからなかったため、あまりやっていなかったのですが、モザイクが薄くなった00年代以降は、発射後に女性器から精液がタラリとこぼれ落ちるシーンが定番となり、中出し物は人気を集めていきました。
中出しされる前にピルを服用
コンドーム無しでエッチして、中で発射までされたら、妊娠してしまうのではないか。また感染症をうつされる可能性はないのか、と女性であれば心配するのも当然のことです。
中出し物に出る場合は、AV女優は事前にピル(避妊薬)を服用することになっています。
ピルはエストロゲンとプロゲステノーゲンという二つのホルモンが含まれた錠剤で、正しく服用することで、ほぼ確実に避妊することができると言われています。
生理周期をコントロールすることができるため、中出し物への出演とは関係なく、普段からピルを服用しているAV女優も多いようです。
また念の為にアフターピルも併用することもあります。アフターピルは緊急避難的に服用する避妊薬で、撮影後120時間以内に服用すれば、かなりの確率で妊娠率を低下させることができます。
ピルは第三者が手渡すことは医薬法で禁じられているため、事前にクリニックで受診して入手しておかなければなりません。
感染症検査はAV撮影前に必須
感染症に関しては、現在はAV業界の決まりでAV男優もAV女優も二週間以内に感染症検査を受けることが必要になっています。その検査表が無ければAV撮影することが出来ないのです。
検査するのはHIV、梅毒、淋病、B型肝炎、クラミジアが基本項目。女性の場合はうがい液・腟ぬぐい液・血液・クスコによる内診などで検査します。
AV男優やAV女優の場合、検査後に仕事としてエッチをしていることもあるため、これで万全とは言えない部分もありますが、それでもプライベートで相手とエッチをするよりは、ずっと安全だと言えるでしょう。
また、撮影時にはシーンを撮り終えるごとにシャワーを浴びるため、常に清潔な状態でエッチをすることになります。
AV男優は、プロフェッショナルとして、人一倍健康には気を配り、爪が伸びていることで女性を傷つけたりしないように常に短くしているなどケアも万全です。
AV撮影の中出し、実は…
それでも中出しは心配、という人もいるかもしれませんが、実は現在のAVでは中出しの撮影はほとんど行われていません。
「中出し」と名打っている作品でも、実際はミルクや生玉子、バナナ飲料などで作った疑似精子(偽物)を使っているのが大半なのです。
ユーザーの夢を壊してしまうようですが、生で挿入しているように見えても薄いコンドーム(根本のゴムの輪部分を切り落としたりする)を装着しているし、エッチの途中で膣にプラスティックの注射器で疑似精液を流し込んでおくのです。そうすると、射精(したように見せる)後に男性器を抜くと中から擬似精液がタラリとこぼれ落ちるというシーンが撮影できるわけです。
ごくたまに、本当に中出しシーンを撮りたいという依頼があることもありますが(「真正中出し」という作品がそれですが、そう名打っていながら擬似が多いというのも現在のAV業界です)、AVプロダクション、AV女優本人が拒否すれば、無理にやらせるようなことは絶対にありません。
ということで、妊娠や病気に関してはあまり心配する必要はないのではないでしょうか。